ルスデランパラサッカースクールの日常

最強チームを作る方法

チームワークを高める上で大切なことは、個人個人のスキルをどれだけそのチームの個人が優秀であるかということではなく、どれだけモチベーション高くトレーニングに臨んでいるかということや、その活動に取り組めているかということが大切だということを学びました。

一人一人が攻撃的な態度や反抗的な態度であったり怠けた態度をとっていたり愚痴や文句ばかりを言っていたら、その人1人でも言えば、腐ったリングが他のリンゴを腐らしてしまうようにどんどんと増殖していってしまいます。

しかもそういった人がそういう態度を取る人を不快に思うということを気づくことなく、いつの間にかやる気がなくなってしまうというとても厄介な性質を持っています。

逆にそういった態度の人がいても、中には、やる気の出る方向に言葉掛けや態度を示す人さえいれば、うまく中和されるということです。

また心理的な距離も大切で、1人1人の言葉は丁寧であり、短く全員が気兼ねなく話せるような環境であったり、気を使わずに会話できることやお互いは、誰とでも意見交換を交わせるということが大切になってきます。

座る位置やいる場所も近くであり、お互いに距離がないことが大切です。

 

良いチーム作りをするためには、選手1人ひとりの物理的な距離が近いことがとても大切になってくることがわかりました。

どんな工夫ができるかなと考えていたのですが、荷物の置き場所をお互いが近い場所に置けるようにしたり、ウォーミングアップの距離感を近づけるということができるかなあということは考えました。

練習中、お互いの考え方を共有するという意味でも、頻度多くお互いの意見を話し合うという時間を設けることもできるかなということを考えました。

あとは自分にできることは、選手1人ひとりとより多くコミュニケーションをとるということが大切だということを学びました。

誰か特定の人だけというだけでなく、全員とあなたのことは大切だというシグナルを送ることが大切だということを感じました。

またその中でも、あなたにはできる。という期待を込めて強く伝えることも大切だということです。

そして大きな視点から政治や世界情勢などのサッカーだけではなく、より広い視点から物事の大切さを伝えるということも大切になるということです。

二つ目まではなんとなくイメージがつき、少しずつでもチャレンジできている感覚はあるのですが、三つ目の世界情勢や政治などの大きな視点から選手たちをチーム作りしていくということはあまり考えなかった視点でした。

以前A級の勉強させていただいた先生からも、選手たちに裁判をやっているところを実際に見に行かせたりなどそういった活動をしているっていうことを言っていたので、そういうことも含まれているのかなということは感じました。

より大きな世界からの自分たちは一部なんだということを感じることで世界に貢献しているということを実感するように伝えるということは自分自身がまず世界の一部として貢献しているということを肌で感じそこに充実感や大切さ重大さを心の底から見出していかなければならないということを感じました。

 

自分の弱さを見せるということはとても大切だということがわかりました。

誰かに頼ろうとするとか誰かに信頼すると言ったとき、自分がとても自信があるというときは誰かを頼ろうとするということや誰かを信頼するといったことが少なくなってくる傾向にあるということはとても面白いと思いました。

逆に自分が失敗したときや失敗をさらけ出したというときは誰かに頼ろうという傾向にあるということを学びました。

これは自分にも心当たりがあり、自分が何かうまくいっているときとか、自信に満ち溢れているときというのは自分から積極的に周りの人に関わろうということが、あまりないように感じていました。

逆にうまくいっていないときというのは、人に関わったり、話しかけたりする傾向があると感じました。

これを集団で考えると、自分の弱さをさらけ出せるということはお互いにさらけ出すやすい環境にあるということで、自分がまず失敗をさらけ出し、相手を信頼し、頼る。

そして向こうも同じように失敗をさらけ出しやすくなるように環境を作って向こうも失敗をさらけ出す。

そしてこっちも信頼される。そういったサイクルを作ることでチーム力という筋肉が作りあげられます。

安心できる環境を作ることがまず第1で、それが骨格であるならば失敗をさらけ出すことでチームの筋肉を作っていきます。

 

チームで活動するときに最初に一番大切になってくるのは、最初に弱さを見せるときと、チームが衝突したときです。

この二つのタイミングというのはとても大切で、弱さを見せたときや、衝突したときに悪い方向に進むこともあれば、良い方法に進むときもあります。

お互いに相手を尊重することができそうという一面もあるのか、自分もこういうところがあるからお互い補い合おうと考えたり、衝突したときはあなたには、そういう考えがあるんですね。自分にはそういう考えがあります。という話し合いができることが大切です。相手が言ったことをただ吸収するだけではなく、トランポリンのようにお互いがどんどん上へ高く飛べるようにお互いの考えを話し合うことが大切になってきます。できていないことを提示し、これについてどうやったらできるかを、互いに考えようと話し合うことが大切です。

今まで安全性と弱さについての大切さを見てきましたが、もう一つ大切になってくることは目的意識の強さです。

チームで一丸となって同じ心情に向けて動き出すということは、とても大切になってきます。誰のために今存在しているのか。

うちのチームで言えば愛知県大会で優勝するということを掲げていますが、一つここで疑問に思っているのが、誰しもがここを目指せるということをできないということです。コーチが優勝を目指すぞということを言えば、人が従うのかというと、口先だけでは従うかもしれませんが、心の底では従うことはできません。

本当に心からの心情を作り出すためには、しっかりと選手たちと話し合いどうしてサッカーをしているのか、どうしてサッカーがしたいのか、どういうときがサッカーが好きなのか、どうしてこのチームに入ったのか、そういったことを深く深くしっかりと時間をかけて話し合うことも大切になってきます。

そう言って作り上げたものが、チームの心情となり目的意識の必要さへと繋がっていきます。

 

この子には素質があります、ということを知らされただけで、指導者は、その子に対してのフィードバックが増えたり、教えることが増えたり、自分の指導に誤りがないかと考え直したりすることが増えるそうです。

これは言葉として知っていましたが、今となっては、これを活用してない手はないとはっきり感じます。

全ての子は、確実に上手くなる。全ての子は確実にトップ選手になると思って指導すれば、この恩恵を受けられるということを感じ、とても鳥肌が立ちました。

同じことをやるようでも、お互い何のために練習をしているのか確認し合っていることや、この練習が何のためにやっているのかということを、疑問に持つこと、お互い気になったことがあったら話し合うことができるようになること。

そういったことはとてもチームの意識を高め習熟度も格段に伸びるということです。

このためにはやはり指導者であったとしてもふんぞり返るのではなく、同じ目線に立ち、感じたことを話してみるということが大事だと思いました。

 

チームで大切なことは、このチームの方向性を定めるということが大切になってきます。

その方向に向かうにあたって問題が生じてきます。

そういった問題の解決策をあらかじめ示していくことが必要だということがわかりました。

例えば、自分が話を聞いていてなくて困ったときに、その人にとってはいろいろな選択肢があるわけです。

わからないふりをしてそのまま練習することもあるし。わかりませんと言って聞くこともできると思います。どのように解決をしておくかということをあらかじめ話しておく。

そういったことが大切になってくると思います。

これを例に挙げましたが、あらゆることで、こういった方向性を決めておくことが大切になります。

例えば練習に励むことの前にまず気持ちが入っていないのであれば、気持ちが入るまでは練習に参加せず、なぜ気持ちが入らないのかということを考え続けることが大切です。

というふうに方向性を示したときに、それはどこに繋がっていくのか、目標を達成するために繋がっているということをみんなが意識し実行していくことが大切です。

そういったルール決めを決めておくことで、各々が独自に考え目標に向かって努力できる集団へとなっていくということは学びました。

大切なことは何かをチャレンジする上で、失敗したことを包み隠すのではなくさらけ出すことが大切である失敗を素直に認め、馬鹿にされるだとか、恥ずかしいだとか、プライドが傷つくといったことを考えずに、認めて、話してみると、そうすることで行った行動が失敗を認めたということだけでも、次、改善できるという意味では包み隠していた部分よりも、幾分かマシである。幾分か前進したということになる。失敗を恐れずに何でも挑戦することが大切である