ルスデランパラサッカースクールの日常

これがルスデランパラサッカースクールです!

 

ルスデランパラサッカースクールの理念は、

 

サッカーが「好き」で、「うまくなる」ことです。

 

 

今日は、ルスデランパラサッカースクールが、

 

どのようなことを考え、

 

子供たちがサッカーを好きでうまくなるように指導しているかについて

 

書いていきたいと思います。

 

(今回は、特に初級コースについて書いていきたいと思います)

 

○サッカーがうまくなるために

 

子供たちがサッカーをうまくなるために大切なことは

 

子ども自身が

「試合に勝つために、ルールを守りながら、主体的に行動できるか」

 

だと考えています。

 

意識していることは主に3つです。

 

○練習環境

○練習内容

○コーチが気遣っていること

 

 

○練習環境

 

練習環境は、子供たちがサッカーの練習をしているとき以外の時間をどのように過ごしているかについて書いていきます。

 

最近、子供たち同士でのコミュニケーションの取り方は、様々ですが、その中でもおもしろいなと思ったものがありましたので、紹介させていただきます。

 

練習前に一人の子供がお菓子を持ってきました。

自分で食べる分だけでなく、友達にあげる分も持ってきました。

次の練習のときには、もらった友達もお菓子をもってきて友達にあげていました。

 

もちろん、練習中にお菓子を食べていたら注意します。

 

子供が考えて、友達と仲良くなるために考えたことに驚かされました。

 

 

次は、練習が始まってから、練習しているとき以外の時間について書いていきたいと思います。

 

○片付けについて

○集合について

○一緒に練習するメンバーについて

 

○片付けについて

練習が1つ終わった後には、必ず片付けの時間がやってきます。

片付けをコーチに何も言われずに自分達で動いてできているかどうか。

 

それは、

 

子供たち自身が

「この練習は、自分達の練習だ」

と考えれているかどうかが実際に行動で現れる部分だと考えています。

 

例えば、

コーチに練習をやらされている子供たちにとっては、

「なんで俺達が片付けるの?コーチも片付けてよ。」

と言われてもおかしくはありません。

言わなくても思っているかもしれません。

 

子供たちが

今やっている練習は、自分のためにやっているだ!

 

という考えを持っていれば、子供たちは言われなくても自然と動き出します。

(以前、コーチがうるやく「片付けやって!」と言いすぎて、子供たちがやらなかった時期もありましたが、コーチが何も言わないと、子供たちは自然と自分達で動き出すようなっていました。)

 

子供なので、完璧に片づけをすることは難しい部分があります。ビブスを片付けようとしても、ビブス入れからビブスがはみ出していたり、三角コーンが赤色と青色を分けられずに片付けてあること多々あります。

完璧ではなくても、片付けようとしていること自体が素晴らしいことだと考えています。

 

○集合について

コーチが、練習を始めるときや練習が終わるときに

「は~い!集まって~!」

と言うと

子供たちは集まってきます。

 

中には、集まってこない子もいます。

 

このとき、集まってこない子に対しては、なにもアプローチをしません。

 

集合は、何のためにするのか。

コーチの話を聞くためです。

 

 

以前は、集まってこない子供たちに対して

「早く集まってーー!」

と言っていた時期もありましたが、

 

集まった子にだけ話をするというアプローチは、だんだんと話を聞くために集まるという環境作りに結びついていきます。

 

集まらなかった子も、

「あれ?もう話おわったの?」

と、集まる前に解散になってしまい、

 

集まらないと話が聞けない

 

ということへと結びついていきます。

 

 

この考え方は、

練習中のトイレや飲み物、チーム分けにも取り入れています。

 

トイレや飲み物は、

自分がトイレに行きたいからいく。

のど渇くいたから飲みに行く。

 

それをコーチに

「トイレいってもいい?」

「飲み物飲んでいい?」

 

と聞くのではなく、自分で考えて動けるようになってほしいと考えています。

 

練習中にトイレに行くことや、飲み物を飲みに行くことは、

サッカーの練習ができないということです。

 

練習の内容は対戦形式が多いので

「おい!!飲み物飲んでる場合じゃねえぞ!」

と言われている子供がいます(笑)

 

チーム分けでも、コーチは一度、子供たちそれぞれのチームを言うと

二度と言いません。

聞いていなければ、自分のチームがわからない。

困るという経験が子供の成長へと繋がります。

 

練習前にしっかりと飲み物を飲んでおくということ。

トイレを練習前にいっておくこと。

人の話をしっかり聞くこと。

 

知識ではなく、感覚的に必要なんだと感じてほしいと考えています。

 

○一緒に練習するメンバーについて

練習を行うに当たって、一緒に練習したい友達がいれば、一緒に練習したくない友達もいると思います。

 

練習を行う際に、一緒にやる子を自分達自身で組むような場面を多く設けています。

 

自分から誘えば、自分のやりたい友達と練習することができます。

 

誘われるような子には、誘われる理由があり、

 

誘われて断られる子やメンバーを組めない子には理由があります。

 

その結果、メンバーが組めなくて練習ができないという子や練習の時間が短くなるという子も中にはいますが、今日組めなくても、次回組むことが出来れば、その子にとっては、大きな自信につながります。

 

コーチに組まされるのではなく、

 

自分で勇気をもって声をかける。

声をかけてもらったことの喜び。

 

引っ込み思案だった子供が、

「一緒にやろう」

とドキドキしながら声を掛けにいく姿を見ると

見ているこちら側もドキドキしてしまいます。

感動の瞬間です。

 

ルスデランパラサッカースクールの練習環境について書いてきました。

 

練習環境によって何を子供たちに身につけてほしいか。

 

それは、最初に書きました。

 

子供たちがサッカーをうまくなるために大切なこと。

 

子ども自身が

「試合に勝つために、ルールを守りながら、主体的に行動できるか」

 

の中の

 

子供たちが主体的に行動できるか。

 

という部分を身につけて欲しいと考えています。

 

この練習は自分がサッカーをうまくなるためにやっているから、自分で考えて選択し、自分の責任で行動できる。

 

そんな子供たちになってほしいと願い、日々、練習環境を整えています。

 

 

 

○練習内容

続いてルスデランパラサッカースクール初級コースの練習内容について書いていきたいと思います。

 

サッカーを教える上で3つのポイントがあります。

○サッカーは、脚でやるスポーツではない。

○サッカーは、チームスポーツである。

○どうすれば、勝てるか。

 

前提としてサッカーの練習は、

どうすれば試合に勝てるか。

を学んでいます。

 

練習の中で行われる、最後に行う試合を例に挙げて説明していきます。

 

試合は、審判無しの子供たちのみで行われていきます。

 

チームメンバーと対戦相手が発表され、それぞれ準備ができたところから試合が始まります。

 

このとき、子供たちはどうしたら試合に勝つことができるのか。

無意識的にも考えています。

 

自分達よりも強い相手ならゴール前に固まってゴールを守る。

一人相手ゴール前に余らせてそいつにパス。

自分がドリブルがうまいからゴールを決めにドリブル。

遠くからシュート。

 

ここでポイントになるのが

○1人では戦うことには限界があると感じること。

○脚を使うよりも頭を使っていること。

 

始めは一人で勝とうとする子も中にはいますが、

一人でくる相手には、みんなでボールを取りにいけば守ることが出来ると考えられる子供たちです。

仲間からしたら退屈なので喧嘩がおきます(笑)

 

だんだんサッカーはみんなで協力したほうが楽しいと気づいていきます。

 

 

大切なのは、どうしたら勝つことができるか考えられる練習内容で練習を行うことです。

 

学年が上がるにつれて脚でやる技術は自然と身につきます。

(上級コースでは、必要な技術を学んでいきますが、これが何のための技術なのか考えることができ、理解することができること前提にあります。)

 

試合は、審判がいないのでルールを守らなければ、喧嘩が起きます。

どうすれば勝てるかを考えた結果、反則になってしまう。

反則されたチームも、反則されたことをしっかりと伝えないと試合に負けてしまうので伝えます。

その結果、喧嘩になってしまうこともありますが、楽しくサッカーをやるためには、みんながルールを守らなければいけないことを感じることが出来ます。

 

練習を行われる中の最後の試合を例にあげましたが、

ルスデランパラサッカースクールの練習は、

 

すべて

どうすれば試合に勝つことができるか。

 

を考えるメニューになっており、

 

そのために

○ルールを守らなければ喧嘩になり

○勝つためにはチームの協力が必要

 

ということが感じることができます。

 

ルスデランパラサッカースクールの練習によって

子供たちに何を身につけて欲しいか。

 

最初にも書きました。

 

子供たちがサッカーをうまくなるために大切なこと。

 

子ども自身が

「試合に勝つために、ルールを守りながら、主体的に行動できるか」

 

の中の

 

子供たちがルールを守りながら、どうすれば試合に勝つことができるかを考えることができるか。

 

という部分を身につけて欲しいと考えています。

 

中級コースや上級コースでは、

 

「試合に勝つために、ルールを守りながら、主体的に行動できる」

 

ことが前提に練習を取り組んでいます。

 

サッカーの実力よりも寧ろ

 

自分がサッカーをうまくなりたい!!

 

という気持ちの部分が大切になってきます。

 

そういう子供は

 

今は実力が足りなくてついていけなくても

 

必ずうまくなっていきます。

 

自分にあったカテゴリーでサッカーを楽しんでほしいと考えています。

 

 

○コーチが気遣っていること

ここまで読んできた方の中には、

このような疑問が浮かんだのではないでしょうか。

ルスデランパラサッカースクールのコーチは練習中なにをやってるの?(笑)

と。

その疑問にお答えするべく!

ここでは、初級コースにおけるコーチの役割をしっかりと説明させていただきます!

(ただ単にボール拾いをやっている人と思われたくないので・・・(笑))

 

ルスデランパラサッカースクールの環境は

子供たちにとって負担が大きいのではないか

と日々葛藤しながら練習を行っています。

 

小学校であれば、

子供たちがやることは、学校が決めています。

与えられた課題、与えられた時間。

その中で違うことをすれば、指導され

喧嘩があれば止められ、

泣いている子がいれば慰められ、

学校が決めたことをやれば、褒められる。

 

子供たちは教師に守られながら、

正解が決まったことをやればスムーズに学校生活を過ごせるようになっています。

(それがいいとか悪いとかという話ではなく)

 

ルスデランパラサッカースクールでは、

すべて自分で考え、自分で選び、責任も自分で感じます。

練習をやるかどうかすら自分で決めています。

やりたくない子には、練習をやらないということも選べます。

喧嘩することもあり、嫌な思いをすることも多々あります。

 

 

ルスデランパラサッカースクールの理念である

『サッカーが「好き」で「うまくなる」こと。』

 

ルスデランパラサッカースクールに通ってきてくれる子供たちには、

 

全員に

 

サッカーが好き!!

 

と心から言ってほしい。

 

コーチの役割は、

 

子供たちにここは、きみたちが挑戦できる場所なんだという

安心と安全を確保することです!

 

嫌なことをされれば傷つきます。

むかつきます。

 

当然です。

 

それに対して、

子供たちを守って助けることが本当に子供たちのためになることでしょうか。

 

傷ついたときに立ち上がる方法。

傷つかない方法。

 

自分で人間関係を学べない子が

中学生になり、いざ教師の目の届かない環境に放り出される。

 

今まで守ってくれていた教師がいなくなり、どう解決したらいいかわからない。

 

人間関係も学んでいない子供たちが集まれば、

自分を守るために他人をいじめる。

いじめ問題がなくならない大きな原因は、ここにあるのではないでしょうか。

 

もちろん、体験に来た子供には、気をつかいます。

ここは、安全な場所なんだと感じることが

一番大切なことになります。

 

練習が始まる前には、子供たち1人1人に声をかけ、

コーチはいつでも君の味方だぞ

と感じてもらう。

 

ここにいていいんだと感じてもらう。

 

いつも子供たちに伝えることは

「自分が嫌な事をされたときに、それを我慢できることは素晴らしいことだけど、

それで自分が傷ついて、どうしようもなくむかついたりしたときは、別にその子にやり返したっていいんだよ。自分が嫌なことされてるのに、自分がむかついているっておかしな話でしょ。

それで一番やってはいけないことは、自分がむかついているからって、こいつならやり返せるっていう、自分よりも弱い子をいじめることだよ。」

 

最初は、嫌で泣いてしまう子もいれば、辛い経験をすることもあります。

 

ルスデランパラサッカースクールに通ってきてくれる子たちの

勇気ある行動にいつもコーチは驚かされています。

 

練習始まる前に、自分のボールを蹴飛ばされて苦しんでいた子が、

ある日「あいつのボール蹴っ飛ばしてやった!」

と気持ちよさそうな顔をしていってきました。

 

練習中に、「へたくそ!」と言われ続けて苦しんでいた子が

「おまえだって失敗してるじゃん!」

と突然叫びだしました。

言われた方は、「し、しねーし」

と驚いていました。

 

自分から練習に誘えずに、いつも一人でいた子が

「やろ~~」と声を掛けにいく瞬間を何度も間のあたりにします。

 

練習をしっかりやらなくて退屈している子が

「はやく!」とみんなに声を掛ける瞬間もあります。

 

子供たちが全てこのままではいけない!

と思い自分で勇気を持って決断した行動!

 

ひとつひとつの決断が子供の大きな自信へと繋がります。

 

だれかの影に隠れるのではなく、

自分の言葉で、自分の足で

歩いていって欲しいと考えています。

 

自分の足で自信を持って歩いている子供が

 

将来!

 

素晴らしいサッカー選手になると信じております!

 

すべては

 

子供たちが

サッカーを好きでうまくなるために!

 

ルスデランパラサッカースクールは

 

成長し続けていきます!

 

ルスデランパラサッカースクールを今後ともよろしくお願いいたします!!