ルスデランパラサッカースクールの日常

⑭会話に必要なワーキングメモリ~知的障害・発達障害児における実行機能に関する脳科学的研究~

 

第2章 研究4-1 小学校特別支援学級における学習活動とワーキングメモリ

この章を読んでいて気になったのが、ワーキングメモリの弱さが、人の話を聞く事や、順序だてて話をすることに直結しているということがわかります。
人の話を聞くということについても、例えばコーチが、子供に向かって、「ゴールの近くにあるボールを取ってきて」とお願いしたとすると、子供は、【ゴールの近くにあるボール】と【ボールを取ってくる】という2つのことに注意を向けなければなりません。【ゴールの近くにあるボール】も、どこのゴールなのか、どのボールなのかということを【ボールを取ってくる】ということを記憶に留めながら行わなければなりません。
ワーキングメモリの強さは、子供に説明したり、お願いしてみると分かるものなのかもしれないと個人的には思いました。