ルスデランパラサッカースクールの日常

⑬視空間ワーキングメモリについて~知的障害・発達障害児における実行機能に関する脳科学的研究~

 

第Ⅴ部 研究4 視空間ワーキングメモリ

第1章 視空間ワーキングメモリと知的障害・発達障害について

ワーキングメモリは、記憶と処理を行うということですが、記憶の容量や、記憶の保持時間、注意の容量は、ある程度決まっているということです。しかし、個人差が大きく、ワーキングメモリは、学習成績と相関性があるということが言われています。ワーキングメモリは、注意のコントロールや抑制に大きく関わってくるみたいです。
確かに子供たちを見ていても、コーチの話を聞けない子には共通点があり、落ち着きのなさや、別事を考えていることを感じます。これはまさに、注意を向けるべき方向に、向けることが出来ていないということになると思います。注意をコントロールすることは、注意をそちらに向かなければ、自分が困るような状況を与えることで、改善されていくと思いますが、注意を向けて、話を聞いていたとしても、イメージすることが出来なければ、記憶には残りにくいのではないかと思いました。イメージするということが、ワーキングメモリの処理することということになると思いますが、これは、プランニングとの関わりである知識と経験を元にイメージを作り出すということなのではないかと考えました。