【発達心理学ガイドブック】を読んで学んだことをまとめていきたいと思います。
第2章 理論と方法
ロックとルソーの教育観の違い
ロックとルソーの子供の教育に対する考え方が、正反対でとても面白いと思いました。
ロックは、賞罰による教育で、指導者が子供に影響を与える必要があるという外発的な考え方でした。
一方、ルソーは、子供に対する危険を取り払い、子供の内発的な成長が出来るように社会についての重要性を説く考え方でした。
ルソーは、子供の成長を4段階に分けています。
2段階目は、3歳から12歳の児童期であり、子供の感覚や興味を大切に促す必要があると考えています。具体的なものを抽象化することが出来ないので、自分で経験することが大切なのだろうと思いました。
3段階目は、12歳から15歳の児童後期ですが、この時期に、子供の学習意欲が高まり、他人から学びたいという気持ちが高まります。
言語の影響もあると思いますが、他人が言っていることを想像したり、理解することが出来るようになって、児童後期には、もっと知りたいという気持ちが高まるのかなぁと感じました。
確かに、学年が上がるにしたがって、子供達のサッカーに対する指導の説明を聞くときの集中力も高まっているように感じます。
はっきり12歳を区切りにする必要はないと思いますが、この段階分けの目安は、一つの基準になると思いました。
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ピアジェの発達段階
ピアジェの面白いと思ったのは、子供が出来ないことについて注目し、子供の発達段階を4段階に分けたことが面白いと思いました。
2段階目の前操作的段階は、自分の中心に物事を考えることが出来るようになるけど、他人がどう思っているかを考えれない。
これは、2歳から7歳の子に多いので、初級コースに前操作的段階の子と具体的操作段階の子供が混ざっていることは、あまり好ましくないと思われるので今後、改善に努めたいと思いました。
「子供が何を出来ていないのか」ということに注目することは、裏を返すと「子供が何を出来ているのか」を見ることにも繋がることであり、子供の個性を把握するにはとても必要なことだと思いました。
出来ている子と出来ていない子を一緒にペアを組ませることで、新たな気付きを得ることもあるのではないかと考えました。
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ヴォウルビーのZPDについて
同じ年齢の子供でも同じ問題を解くのに、出来る子と出来ない子がいるということで、精神年齢に異なりがあるということを見つけ出しました。
これを周りがサポートすることで、出来なかったものが早く出来るようになっていきます。
特に初級コースの入ったばかりの子や年長さんの子に
「自分で考えて動きなさい!」
なんて伝えてでも出来ないので、ある程度コーチが援助しながら、自分で考えて動けるように援助していくことが大切だと感じました。
トレーニングについても、動作的認識と映像的認識、言語的認識があるように動作は繰り返し行うことで身についていくかもしれませんが、特に高学年の子に対しては、映像的認識と言語的認識へアプローチすることでより、認知の発達が促されると考えました。
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ヴィゴツキーの愛着行動について
発達心理学を勉強して一番良かったと思うのがこの愛着行動です。子供は、母親を安全基地として色々な場所へ冒険に出かけます。
これをしっかりと理解することで子供達は安心して、主体的に行動できるようになります。
愛着行動は、子供によって様々ですが、コーチとしては、この子供の愛着行動のサインを見逃さずに、全てに対応する必要があります。
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