第8節 名古屋グランパスエイトvs湘南ベルマーレ
試合分析をやってみたいと思います。
はじめに
湘南ベルマーレのプレッシングの特徴
26:50頃のシーンです。
湘南ベルマーレのプレッシングの特徴としては、名古屋グランパスエイトの両サイドバックがボールを持った時には、湘南ベルマーレの両サイドウイングか両サイドのインサイドハーフの選手がアプローチに行きます。
このシーンは⓴名古選手が㉓吉田選手にアプローチをかけるシーンです。
➎長澤選手にボールを預け⓴名古選手がアプローチをかけてできたスペースにボールを運びます。
湘南ベルマーレの選手がスライドして、⓴名古選手が後ろからアプローチをかけてきますので、➎長澤選手は一度撤退します。
湘南ベルマーレの2トップは、名古屋グランパスエイトのDFラインに対してもプレッシングをかけ続けてきます。
すごい運動量だなと驚きです。
⓰マテウス選手に縦パスを出したところを、㉜田中選手がアプローチをかけ、⓰マテウス選手が㉖成瀬選手にワンタッチで預けたところを㊷高橋選手がボール奪取。
この時に驚いたのがボールを奪う前から、⓰マテウス選手にアプロ―チをかけていた㉜田中選手はボールを奪う前提で、相手の左のスペースを狙っています。
これ、ボールを仮に奪えなかったらどうなってたんだと個人的には気になる所ですが
ここで焦らないのが名古屋グランパスエイト⓯稲垣選手がそのカウンターにすら対応しています。恐るべし、湘南選手もびっくりです。
名古屋グランパスエイトのビルドアップからの前進
29:40頃のシーンです。
➌丸山選手がスペースにボールを運んで、⓴名古選手を引き付けます。
⓴名古選手を引き付けることで、㉓吉田選手のスペースが広がります。
⓴名古選手も㉓吉田選手にパスを出されないようにパスコースを切りながら寄せますが
⓰マテウス選手を経由して㉓吉田選手にボールを回します。
⓫相馬選手が内に入りポストプレーの役目に入ります。
ボールを受けて時間を作り、⓰マテウス選手がサイドのスペースに回り込む時間を作ります。
❻岡本選手が㉓吉田選手にアプローチをかけてできたスペースを⓰マテウス選手が使い
前進成功したシーンです。
湘南ベルマーレのプレッシングの特徴を逆手に取った素晴らしい攻撃でした!
終わりに
湘南ベルマーレの選手がアグレッシブなプレッシングは見ていてとてもわくわくするような気持になりました。
勝ち負けの前に選手たちが戦っている感じがとても気持ちよかったです。
チームでもプレッシングの際にはアグレッシブさを求めていきたいと思いました。