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第21節 名古屋グランパスエイトVS鹿島アントラーズ 試合分析

第21節 名古屋グランパスエイトVS鹿島アントラーズの試合分析を行ってみたいと思います。

はじめに

鹿島アントラーズの素早い攻撃から、名古屋グランパスエイトの選手がボールを奪って、攻撃に移ろうとしたところを、素早い切り替えによってボールを奪い返していました。奪い返すときも強いアプローチで、ファール覚悟で寄せていくので、名古屋グランパスエイトの選手からしても相当やりにくそうでした。

鹿島アントラーズは、切り替えの早さだけでなく、前線からの囲い込みもとても勉強になりましたので、今回は、鹿島アントラーズのハイプレスについて分析してみたいと思います。

マンツーマンの囲い込みからのカウンター

17:35ごろのシーンです。

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名古屋グランパスエイトからサイドにボールを回していくところから、既にマンツーマンはスタートしています。

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㉕前田選手のパスミスからボールを繋ぎ、ダイレクトでシンプルに近くの鹿島アントラーズ選手にボールを繋いでいきます。繋いでいる間に、どんどん後ろから湧いてくるように加勢してくるのがとても見ていて怖さもあり、面白さもありました。これを可能にしているのは、奪われてからの早くて強い切り替えのアプローチだと思いました。

鹿島アントラーズのハイプレスについて

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➍中谷選手にボールが渡る時に❼ファンアラーノ選手は、➋米本選手へのパスコースを切りながらボールを奪いに行きます。㉖成瀬選手にボールが渡った時、㊲小泉選手は⓯稲垣選手へのパスコースを切りながら、ボールを奪いに行きます。

この時に、➎杉岡選手は、自分のポジションに相手選手がいないので、そのままアプローチに行く素振りを見せるのですが、㉖成瀬選手はパスミスをし、ボールを奪うことに成功しています。

この時に注目するのは、鹿島アントラーズは、近くの選手をマークしておらず、近くの選手のパスコースを切ることで、遠くの選手にパスを出させ、遠くの選手は、マーク出来ているので、回収に成功していました。

おわりに

鹿島アントラーズマンマークから逃げるためには、相手がどこをマンマークしていて、どこは、マンマークできていないのかを見極め、ずれたところから崩していく必要があるように感じました。

鹿島アントラーズのファール覚悟でアプローチをかけていく姿勢や、熱意がとても良く、自分のチームでも働きかけていきたいと思いました。