ルスデランパラサッカースクールの日常

〇か×よりも大切な△を理解できる子供はこうなります。

 

最近思うことは、

 

子供たちの中で、

 

これは良い。

 

これはダメ。

 

という2択しか選択肢がない子を見かけます。

 

〇か×。

 

学校のテストの問題では、基本的にそれしかありません。

特にまじめな子ほどそのような傾向が強く感じます。

 

学校の外に出てみると〇か×以外にも

△という選択肢が出てきます。

 

△は、所謂、

 

「場合による」「自分で考える」

 

ということです。

 

サッカーの練習中でも

 

二人で手を繋いで、協力して他の人からボールを取る。

 

 

という練習の時に、

 

手を離している子に対して、

 

「離したらずるだよ!!」

 

と喧嘩になります。

 

この子の気持ちもすごくわかります。

 

一生懸命ボールを守っているのに他の人は、手を離して逃げている。

 

そんな状態を見れば腹も立ちます。

 

 

難しいのが、コーチからみたら

 

手を離している二人は、お互いに意識しながら手を離したり、繋いだりしています。

 

ここが「場合による」という難しいところです。

 

この練習を始めるときに、

 

「二人で手を繋いでね~」

 

とは言うのですが、

 

「手を離してはいけない」

 

とは言わないのです。

 

少し屁理屈っぽいですが、

 

手を繋ぐ=手を離してはいけない

という

手を繋ぐ=〇

手を離す=×

の2択しかない子にはなってほしくないと思いました。

 

サッカーの試合では、

「場合による」という△の部分がたくさんあります。

 

チームで決めた決め事よりも

場合によっては個人で瞬時にした判断のほうが良いときはよくあることです。

 

△の部分を考えれるようになった子供は、

きっと手を離している子供に対しても

寛大な気持ちで受け止める、理解できる子供になると考えます。