ルスデランパラサッカースクールの日常

21世紀のサッカー選手育成法 ジュニア編

1章 基礎講座

小学3年生くらいまでは、基本的に指導者は進行役に務め、子供たちの主体性によって練習を進めていきます。その中で、サッカーに必要な技術や戦術、大まかなルールなどを身につけさせていきます。
コーディネーションが特に大切で、技術の習得や習得スピードが変わってきます。
コンディションも、常に変わらず自分の最高のプレーを発揮できるように、体力や体調管理などに気をつけることが大切です。
10歳くらいから、戦術的なことやボールの種類などを幅広く理解できるようになるということで、ルスデランパラFC練習生の制度は、とても理にかなっていると感じました。
 指導者としての基本は、子供が立派な大人になり、生涯、サッカーを好きでいられるようにサポートすることと共に、自分自身も立派な大人になれるように努めることであると感じました。その為にも、しっかりとメニュー作りや勉強をしていく必要があると感じました。
子供たちとの接し方で大切になってくるのは、コーチが一方的に話すのではなく、子供たちからも自分の考えや意見を出せるように会話をすることです。それには、小さい時からいつでもオープンに話せるような会話をしておくことが必要です。

 

2章 基礎トレーニン

10歳までの子供には、ゲーム中心でトレーニングを進めていきます。4対4を行ったり、ゴールを使ったり、競争することを中心にメニューを作っていきます。運動をすることとサッカーをすることを目的にトレーニングを進めていくのですが、楽しいものでなくてはなりません。全員にたくさんの成功体験を積み重ねれるようにメニューを作ります。トレーニングメニューを作ることにチカラを入れていかなければなりません。
 身のこなしトレーニングとテクニックのトレーニングを分けて考えているのは、まだ、技術的に、身のこなしをやりながら、テクニックを磨くのは難しいと考えるからなのかと思った。大きくなって、技術が追いついてきた時に、身のこなし生かすことができるようにしたいのかもしれない。
この年代では、コンビネーションを行うための技術の基盤を身につけておくことが必要です。正しい蹴り方、止め方を教えるようにしようと思いました。

 

3章 発展トレーニン

10歳から12歳は、より競争を好み、成長に対して貪欲になり、知識欲も増える時期です。子供たちが知りたがっていることに対して丁寧に説明していくことが大切になります。
また、テクニックやコンビネーションの習得や改善の時期でもあり、この時期に、しっかりと修正してあげることが大切です。
12歳、13歳の時期は、筋力や走力も大きく成長する時期です。教え込むだけでなく、子供が気づくような指導が大切になってきます。
テクニックを習得するために十分な時間を必要とすることがわかりました。課題があるゲーム形式の中で、確認していく必要があるということです。
練習を始める時の声掛けを手短に、モチベーションが高まることを言えるようにすることです。今から練習を始めるという、気持ちの切り替えをできるように働きかけることです。
試合後のコーチの役割に、喧嘩をさせないこと。という項目があったことに驚きを覚えました。喧嘩をするということは、ある意味、本気で勝ちたい、負けて悔しい。と思えていることだと思います。もちろん、人のせいにしたり、わがままを言ったりということは良くないですが、試合後に、試合について考えていなければそのようなことは起きないので、自分のとこのチームにもそれくらいの気持ちが見えるように働きかけていきたいと思いました。