ルスデランパラサッカースクールの日常

④頼りは知識と経験~知的障害・発達障害児における実行機能に関する脳科学的研究~

 

第3章 研究1-2 確実性を重視するボールさがし課題による検討

とりあえず目的を達成することを考えてやってみるという傾向にあるわけですが、どうやったら出来るかな。ではなく、どうやったら効率良くできるかなと考えることができるかどうかは、年齢が上がるにつれてできるようになって行くみたいです。
効率良くやるためには、今までの知識や経験を必要としますが、すぐに、知識を与えてしまうと、出来なかった時に、今までの経験を振り返ることや、知識を思い出すという習慣が無くなってしまいます。
また、何度もやるうちに経験が積み重なり、経験が知識となり、効率良く出来るようになっていきます。
コーチとしては、子供たちにとって少しだけ難し課題を与えることや、今までのトレーニングの経験から導き出せる課題を与えることが必要だと思いました。