トレーニングには、
いつも子供たちができるようになってほしい
部分がたくさんでやすいトレーニングを選んで行うわけですが
最初は、なかなかうまくいかず
スムーズにトレーニングが流れていきません。
ここでコーチがひと声かけるのか
子供たちが気づくまで待つのか
考えるわけですが
子供たちが考える習慣をつけるために
なるべく口出しするのを控えます。
コーチが口を出せば、
子供達の成長はそれだけ早いでしょうが
同時に考える要素をなくして
子供たちからは、考える習慣よりも
出来ないときは、コーチが教えてくれる
という依存気質になってしまいます。
出来なければ考える。
サッカーは、局面局面で
どうすれば相手よりも有利に立てるか
考えるスポーツです。
コーチが毎回、指示を出してくれるものではありません。
上級で練習をしているとき
最初はなかなかスムーズにできなかったのですが
トレーニング中にひとつ気づき
「なんか調子いいなぁ」
とつぶやいた子供がいました。
子供たち自身、成長したことに気づいていないかもしれませんが
コーチは、確かに今、成長したのを目の当たりにしたのでした。