ルスデランパラサッカースクールの日常

ネパール人の持って生まれた特殊能力はこちら。

ネパール人の人たちについて

 

 

 

 

シヴァさんと長いこと関わってきた中で

 

 

 

ネパール人の文化的背景による

 

 

 

 

特性についてひとつ学んだことがあります。

 

 

 

 

 

日本人は基本的に

 

 

 

 

 

 

自分のことは自分でしなさい

 

 

 

 

 

と学びます。

 

 

 

 

 

これは当たり前で

 

 

 

 

自分のことを自分でできるような

 

 

 

1人前の大人になる。

 

 

 

ということです。

 

 

 

 

悪く言えば

 

 

 

他人のことよりもまずは自分のことをやりなさい。

 

 

 

 

自分のことができて初めて他人をたすけなさい。

 

 

 

 

ということです。

 

 

 

 

 

これを可能にしているのは

 

 

 

日本が先進国であり

 

 

 

日本人は、一人ひとりが個人として

 

 

独立して生きていける環境にあるからだと

 

 

 

個人的には、分析しています。

 

 

 

子供も将来的には、独立して

 

 

自分で稼ぎ、自分で生活していかなければならない。

 

 

 

自分のことは自分でやりなさい。

 

 

へと繋がるのだと思います。

 

 

 

それでは、ネパールのような

 

 

 

 

発展途上国のような国はどうか。

 

 

 

 

 

 

シヴァさんともよく話しますが、

 

 

 

 

 

日本人は、あまり助けてもらおうとしない。

 

 

という印象だそうです。

 

 

 

 

 

 

ネパール人は、

 

 

すぐに助けてもらうけど、

 

 

求められれば、助ける。

 

 

 

という考え方みたいです。

 

 

 

 

 

自分も助けるから、自分が困ったときは助けてね。

 

 

 

そういう考え方です。

 

 

 

 

 

 

あるとき、ウッタムカレーの近くにインド料理屋ができました。

 

 

 

 

シヴァさんの知り合いだったみたいで

 

 

 

そのお店はどうもうまくいってなかったみたいで、

 

 

 

アドバイスを求められたので

 

 

シヴァさんは、アドバイスした。

 

 

 

と言っていました。

 

 

 

 

 

「どうしてライバル店を助けるのですが?」

 

 

 

と聞いてみました。

 

 

 

シヴァさんは、

 

 

「僕も困るときがあるでしょ。

 

 

 

あなたが困ってるとき助けるから

 

 

 

僕も助けてね(笑)」

 

 

 

と言っていました。

 

 

 

ネパールでは、

 

 

 

助け合っていかなければ、

 

 

 

生きていけない環境にある以上

 

 

 

助け合うことは、当たり前なのです。

 

 

 

ネパール人と関わっていても気回しをほんとに感じます。

 

 

 

 

相手のために何が出来るのか。

 

 

 

いつも考える習慣があるのだと感じます。

 

 

 

 

 

子供たちにも

 

 

 

 

もちろん1人前の独立した大人へとなってほしいと同時に、

 

 

 

周りの人のために気回しができるような大人になってほしいと思います。

 

 

 

 

 

片付けのときも

 

 

自分が使ったものだけでなく、他の人のもの片付けられるように。

 

 

 

 

一つ子供たちが気回しすることができているなぁと感じるのは、

 

 

 

 

 

ゴールを片付けるときに、最後袋にしまうのですが、

 

 

袋をもっていくときに

 

 

もう一つのグループにも袋をついでに渡しに行っています。

 

 

 

コーチはなにも行っていないのですが、

 

 

 

始めに誰かが始めて

 

 

それが他の子にも伝染していったのだと思います。

 

 

 

 

少しずつですが、

 

 

 

ルスデランパラでも

 

 

ネパールの気回しの極意が

 

 

 

浸透していけばいいと思います。