ルスデランパラサッカースクールの日常

「自分がされて嫌なことを人にしてはいけない」を学ぶ方法はこちら。

「二人組みを組んで~!」

 

「四人組を組んで~!」

 

 

子供たちにペアを組んでもらうようにお願いするときがあります。

 

 

ルスデランパラに入ってきてまだ間もない子供たちは

 

いつもコーチの元にきて

 

 

 

「だれと組めばいいの?」

 

 

と聞きにきます。

 

 

 

 

「だれとでもいいよ!

 

一緒にやろう!

 

って言ってみな!^^」

 

 

と笑顔でいいます。

 

 

 

 

子供にとっておそらく不安だと思います。

 

 

自分から誘ってみること

 

少し勇気のいることです。

 

 

 

誘われた子供は、安心して二人組みを組むかもしれません。

 

もしかしたら、誘ってくれてありがとうという感謝の気持ちが起こるかもしれません。

 

 

なかには、

 

「や~だよ!」

 

と組むことを断り

 

他の子と組もうとします。

 

 

 

その子を見ていると

 

次のときに二人組みを組むときに

 

誰とも組めなくて困っています。

 

 

そのときに、本人の中でも

 

 

やべっ

 

 

と気づくのです。

 

 

 

 

断らなければよかった・・・。

 

 

と(笑)

 

 

 

 

 

この二人組みを組むことを見ていると

 

本当に面白いです。

 

1日だけではなく、

 

毎回毎々の練習でやっていると子供達の中で学ぶことが多くあります。

 

 

 

 

 

 

例えば、

 

自分から誘って、

 

「や~だよ!」

 

と断られた子供Aくんは、

 

 

自分も他の子に誘われたときに

 

断るわけです。

 

そしてA君もいつか困ります。

 

 

そして誘われることのありがたさに気づき

 

次からは、二人組みに誘われたときに

 

(誘われたことを感謝しているかどうかまではわかりませんが・・・)

 

組むのです。

 

 

 

また、自分からなかなか誘えないB君がいます。

 

「二人組みがいない!」

 

と言うのですが

 

(何も言わずに周りを見渡している子もいます。)

 

必ず人数がピッタリになるようにしてあるので

 

練習に参加できないか

 

自分から誘うか

 

誘われるかになります。

 

 

二人組みを組むチャンスは、何度も起きるので

 

今回だめでも次のときに組むように努力し始めます。

 

 

そして見ていると

 

「だれかやろ~!」

 

に変わるのです。

 

自分から動き出すこと。

 

それ以上にここで学べることは

 

「自分がされていやなことを相手にしてはいけない」

 

という理由を

 

すぐに感じることができることです。

 

逆に

 

「自分がされて感謝することを相手にはしてあげる」

 

ということも学べます。

 

 

ルスデランパラのような集団の中で学び

 

大きくは、社会という集団でも実践できるように

 

子供たちが成長して言ってくれればと思います。