ルスデランパラサッカースクールの日常

⑧注意抑制機能について~知的障害・発達障害児における実行機能に関する脳科学的研究~

 

第Ⅲ部 研究2 注意抑制機能

第1章 注意抑制機能に関する先行研究の概観と目的

注意機能について

注意に関して、ここまで色々な種類の注意があるということは、とても勉強になりました。
選択的注意、分割的注意、持続的注意の3つから成り立っており、所謂、集中力というのがここに当たるのだと思いました。そして、これらはトレーニング可能ということなので、とても読み進めていくのが楽しみです。

注意機能とワーキングメモリ

実行機能には、様々な構成要素があり、そこに含まれるのは、注意機能、ワーキングメモリ、シフティング、抑制機能です。
その中でも、注意機能とワーキングメモリは、相関関係にあることがわかっています。特に、選択的注意によって、必要な情報に注意を向けることで、ワーキングメモリに留めることが出きます。
これに必要なことは、環境の整備と、不必要な情報に注意を向けない抑制機能です。
スクールの練習が始まる前にも、子供たちが興味ありそうな小枝とか、小さなボールとか、公園に転がっているものは、予め処理しておくのですが、これは、注意の分散を防ぐことが出来るみたいです。
抑制機能については、FCの子供たちには特に、リフティング中は、1人でやるようにと話しています。誰かと話したくなったり、集中力が切れても、抑制機能と注意機能の向上のために、リフティングにすぐ集中できるように促しています。
リフティングだけでなく、あらゆるトレーニングで、これらの機能を向上させることが出来ると考えました。