【発達心理学ガイドブック】を読んで学んだことをまとめていきたいと思います。
第10章 就学前期の社会性と情動の発達
人間関係を築くための3つの力
人間関係を築くために必要な力は3つあります、
自己抑制、社会的問題解決、向社会的行動です。
就学前期のこれら3つの力は、養育者の他者に対しての姿勢を
真似することが多く、養育者の態度が非常に大きな影響を与えます。
自己抑制について
自己抑制は、自律的に独立した行動を取れるかが大切になってきます。
情動的な行動をコントロールできるように、トイレに行くことやご飯を食べることなど自分でできなければ、自分の感情をコントロールするのは、養育者に頼ってしまうことになるのだと感じました。
スクールでも、嫌なことをされたときに、コーチに何とかしてもらおうという子供は多いですが、自己抑制を鍛えるためには、自分で感情をコントロールして、相手との関係の折り合いを付けれるようになると良いと思いました。
社会的問題解決について
社会的問題解決は、暴力的な行動によって解決をしようとするのか、しないのかということが大きな違いを生むそうです。
暴力的ということは、他者に影響を及ぼしたいと考えていることが多く、暴力的でなければ、他者をしっかりと観察し、理解しようとしている傾向にあるという事です。
問題解決の方法を、ムカついたから殴ったでは、簡単に解決するかもしれませんが、殴っただけでは、本当の問題の解決にはなっていません。しっかりと、他人の考えも理解し、話し合うことで問題解決をすることが必要だと感じました。
スクールでは、ルールを基準に、子供達同士話し合っているので、年齢関係なく、ボールが外に出れば、相手のボールから始まり、ファールをすれば、相手ボールからです。ここでしっかりと言葉で伝えることで問題解決に繋がります。
向社会的行動について
向社会的行動は、きょうだいがいると両親の影響により、上の子が下の子の面倒を見るようになります。
スクールでも試合を行っていて、仲間が転んでしまったり、痛そうにしていると、基本的には、心配しているというか、そこに集まって「大丈夫?」という言葉をかけています。