第3部 発達を支える
第12章 学習の理論
学習には大きく分けて2種類あります
この章には大きく2つの指導方法に分類される思いました。
一つは外発的動機付けによるアプローチ。
もう一つは内発的動機付けによるアプローチ。
外発的動機付け
読んでいて思ったのは即効性にがあるのは、外発的動機付けによるアプローチ方法だと思ったので、もし万が一、子供が危険なことをしていて止めなければいけないことがあった時は、迷わずこの方法を使うことが必要だと感じました。
具体的には、褒める叱る、報酬を与えるという事があげられるのですが、これは即効性はありますが、それらを与えなくなった時にモチベーションや自信という内面の部分を無視して指導するという事になります。
個人的には、子供に危険が及びそうなとき以外に、外発的動機付けを使ってしまう時は、自分の指導を改める必要があると考えています。
内発的動機付け
内発的動機付けで面白いのはブルーナーやソーンダイク、ケーラーによる実験で、これらはすべて、自分で試し、実験を繰り返すことで、自分にとって快適なものの頻度は増え、不快なものは減っていくというものです。メリットとしては、発見の喜びや問題解決を通じての自信を育み、内発的動機付けに繋がることがあげられますが、デメリットとしては、時間がかかることがあげられます。
指導者としては、環境やトレーニングメニューを誤って設定すると、誤った成功体験を得ることに繋がってしまうため、指導能力が試されます。
また、ブルーナーも言うように、全く知識のない状態でこれらの方法を用いても意味がないという事です。
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第13章 障害と支援
発達障害の判断の基準
自閉スペクトラム症や注意欠陥多動性障害、学習障害などの発達障害について学びましたが、ここに書かれていた発達障害の基準は、それらと思われる行動を6ヶ月間取り続けたときという事になります。
これを読んで思ったのは、指導者としては、中々、集団の輪に入っていけない子や集中力のない子、コミュニケーションがうまく取れない子に対して、発達障害の恐れがありますねなんて考えていたら、指導放棄にほかならないと考えてしまいます。
この件に関しては、みんな学校に通っているのですから、発達障害ではない子がスクールに来るということを前提に指導していくことが子供達の為に自分が最善の力を発揮でいる方法だと考えました。
発達障害の検査方法から学んだこと
発達障害の検査方法や支援方法についてはとても参考になることが多いと感じました。
検査方法については、フォーマルなアセスメントとインフォーマルなアセスメントがあり、インフォーマルなアセスメントは、普段の観察や保護者との面接によって判断するというものです。
この時に、個人間差や個人内差を基準に考える必要があります。
個人間差は、対象の年齢の割、どうかという判断基準で得意不得意を導き出します。
個人内差は、年齢関係なく、この子の得意不得意を導き出します。
これらをしっかり観察して、指導に生かしていくことが大切だと感じました。
また、保護者とのコミュニケーションにより、子供の生活や性格などもしっかりと把握しておくことが判断の基準になるとも感じました。
発達障害の支援方法から学んだこと
支援方法については、環境設定と視覚支援などがあります。
環境設定については、以前は、ビブスを袋に入れてもらっていたのですが、中々全部しまうということが出来ていなかったので、箱に入れるようにしてもらうようになりました。全部とはいきませんが、しっかりと使った場所に片づける習慣を身に着けつつあります。また、ビブスをたたんでかえすという習慣も身に着けやすいところがよかったのを感じ、これは環境設定がよかった一例だと感じました。他にも環境設定を改善できるように努めていきたいと思います。
視覚支援は、年長さんや1年生を指導していて思う事ですが
「あそこのコーンにボールを集めて」
と指をさして伝えたとして
年長さんや1年生は特に、指している指を見ていないことが多くあります。
場所を伝える時は、子供の目線に指を対象の物に指すようにして、子供がちゃんと指を見ているか確認することが必要だと感じました。
僕も特別支援の実習は、経験させていただきましたが、本当に特別支援学校の先生方は、発達障害の子供達の為に全力で支援していると尊敬したのを覚えています。
時に、子供達が急に自分の行動をコントロール出来ずに暴れたしてしまった時に、抱きしめて安心させていました。抱きしめている間、子供に叩かれ続けていましたが、必死で抱きしめ続けていたのは今でも心に刻み込まれている映像の一つです。