第12節 名古屋グランパスエイトVS川崎フロンターレの試合分析を行ってみたいと思います。
2連戦となった名古屋グランパスエイトと川崎フロンターレの試合ですが
名古屋グランパスエイトの対策が効いており
序盤、主導権を握って入ることができた試合でしたが
コーナーキックからの一発により、リズムが変わり
川崎フロンターレのリズムに持ってかれてしまいました。
名古屋グランパスエイトの前節との守備の違い
35:40頃のシーンです。
⓲三苫選手が㊼旗手選手にボールを預けたときに、➋米本選手が寄せるのではなく、㉖成瀬選手が寄せに行くことでマークのずれを防いでいました。
ここで➋米本選手が寄せていたら、㉕田中選手がフリーになり、➎長澤選手が寄せたら、㊶家長選手がフリーとなってしまいます。
ボールを預けた後に中に入ってきた⓲三苫選手や㊶家長選手を中盤の⓯稲垣選手と➎長澤選手がマンツーマン気味でついて行きます。
三苫選手の解決策
37:20頃のシーンです。
⓲三苫選手の名古屋グランパスエイトからのアプローチの回避方法として
一列落ちてパスを受けて前を向き
ボールを預け、自ら入り込んでいくというシーンが見られました。
おわりに
アプローチのタイミングを変えることで、名古屋グランパスエイトは、川崎フロンターレのパス回しによるずれを作る戦術を見事に対応していました。
一瞬の判断の遅れが命取りになる手に汗握る面白い試合でした。