ルスデランパラサッカースクールの日常

ペアを組むことができなかった子の大きな1歩

 

子供たちには、なるべく自分たちでペアを組んでもらうようにしています。

 

 

たとえその日にペアが組めなくて練習できなかったとしても

 

 

それはそれで必ず子供の中で考えています。

 

 

ある日3年生の子がこんなことを言ってきました。

 

 

「おれペア組むの苦手なんだよね~」

 

コーチが

 

2人組で2対2ね~~

 

というと

 

いつも決まった子とペアを組むこともあれば

 

ほ~今日は意外な組み合わせだなぁ

 

と思うペアの子たちもいます。

 

 

ペアを組むことが苦手な子も

 

コーチの隣に座って

 

みんなが2対2をやっているのを眺めています。

 

 

「おれさっき一人で2人を相手に勝ったんだ~!」

 

「ほ~そりゃすごいね~!」

 

コーチは相槌を打ちます。

 

本当は誰かとペアを組んでやりたいのはコーチもわかってますし

 

自分でもわかっています。

 

「コーチ、次はおれが投げてもいい?」

 

「しょうがないなぁ、特別に1回だけだよ」

 

ペアを組まなくてもいい、自分の居場所を探しているのはコーチにはわかります。

 

 

コーチ「あの子、さっきからずっと1人で戦ってるよ?

 

一緒に誘ってみたら?」

 

「う~~ん、行ってくる」

 

なかなか1歩を踏み出せそうになかったので

 

背中を押してみました。

 

 

1人でやっている子に後ろから指先で

 

ちょんちょんとつついて

 

「一緒にやろっか」

 

と笑顔で声をかけていました。

 

結局二人でやってのは一本だけでしたが

 

本人にとっては大きな1歩だったのではないかと

 

感じています。

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2020.6.23(火)初級