今日はボールをキープするトレーニングについてご紹介したいと思います。
ボールをキープすることとは、
相手にボールを取られないように、ボールを守ることを意味します。
ボールをキープする上で大切になることは次のようなことがあげられます。
・相手がいる反対側の遠い足でボールを扱うこと
・腕を使って相手を抑えること
・周りが見えていること
・いつでもボールに触れられる位置に置くこと(足の裏でボールを扱うことが常にボールと足を密着させれるので有効である)
特に「腕を使って相手を抑えること」は、重要になってきます。
新しい子ども達が入ってくると
多くの子ども達は、腕を使えずに
足だけで
ボールを守ろうとすることや
ボールを運ぼうとします。
正しく腕を使う習慣をつけることは、
自分のボールを相手から守る上でとても重要になります。
ここからルールの説明をします。
二人組みでボールを一つ持ちます。(仮にAくんBくんとします。)
二人組みになった子供たちは手を繋ぎ、Aくんがボールを足でキープします。
Bくんは、Aくんのボールを奪いに行きます。
Bくんがボールを奪ったら、今度は反対にAくんがボールを奪いに行きます。
これを四角のグリットで複数組が行います。
コーチが「終了!」
の合図で今度は勝ち同士と負け同士でペアを組み、再び始めます。
四角のグリットからボールが出たら
ボールを最後に触っていないほうのボールからスタートします。
ポイントは2つあります。
1つ目は、コーチが「終了!」という前にカウントをしないほうがよいと思います。
終了を言う前に「5・・・4・・・3・・・2・・・1・・・終了!」
とやってしまうと、
カウントしている5秒間は子供達も必死になりますが
そこまでは、頑張らなくても、カウントしたら頑張ればいいやという考えになってしまうので
カウントを行わずに、いきなり「終了!」と言ったほうが
子供たちはずっと必死になります。
2つ目のポイントですが
これは、とても重要なポイントになります。
2人組みの子供達は、手を繋いでいるので
必死に練習していると相手を引っ張ってボールを奪おうとします。
トレーニングを始める前に
相手を引っ張ってはいけないことをしっかりと伝え、
代わりに、相手を抑えてボールを守ることは積極的に行うように説明しましょう。
このトレーニングを習慣的に行うことで
自然と足の裏を使ってボールをキープすることや
腕を使ってボールをキープすることが
ボールを守る上で有利になるということを感覚的に覚え、
試合でも自然と腕を使うことができます。