ルスデランパラサッカースクールの日常

未熟であるが故の利点~発達心理学ガイドブック③~

発達心理学ガイドブック】を読んで学んだことをまとめていきたいと思います。

 

 

第3章 乳幼児期への導入

西本先生が伝えていたこと

生後間もなくの間は、外的な要因によっての影響が大きいという事です。

面白いと思ったのは、生まれて間もない子は、睡眠中に仰向けで寝るようにすることで、窒息死を防ぐ活動が行われていた時に、うつ伏せで寝かせていた時の状態に比べて、腕で体を起き上がらせようという動きの回数が減るため、起き上がる時期が遅くなるというものでした。

西本先生も、赤ちゃんが起き上がろうとすることを自分でやらせることの重要性を伝えていたので、このことを言っていたのだろうなぁと思いました。

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人間の子供に与えられた最大のメリット

仔馬は、生まれたときから直ぐに立ち上がることが出来るのに対して、人間の赤ちゃんは、直ぐに立ち上がることが出来ません。

それどころか、周りの援助なしに生きていくことができません。

人間の子供は大人になるまでの長い時間が必要となるメリットとして、この期間で学習することが出来ることがあげられました。

このことについて、当たり前のように学校に行き、勉強をしていたのであまり考えてこなかったですが、言われてみれば、未成熟がゆえに、親の援助を借りながら成長できる子供の期間は、まさに学習期間においてはもっとも大切な時期と言えると思いました。

自分が高校の時に、物理の先生が

「無料で勉強できるのなんて今だけなんだで、大人になったら勉強するのに金を払わないといけないんだから」

と言っていて、面白いことを言うなぁと思った記憶がありますが

こういった子供であるメリットを伝えていくことは、子供と触れ合う指導者としての大切な役割だと思いました。

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