ルスデランパラサッカースクールの日常

感情に左右されやすい年齢~発達心理学ガイドブック⑮~

発達心理学ガイドブック】を読んで学んだことをまとめていきたいと思います。

 

 

第15章 青年期への導入

感情に左右されやすい年齢

青年期の注意のコントロールは、感情によって左右されることが多いみたいです。

確かに、自分の中学生時代を振り返ってみても、サッカーの試合中にミスをしてしまうと、味方からの視線が痛く、ネガティブな感情というか、焦りの感情が芽生えて、試合に集中できなかった記憶があります。

そういうことを言われれば、確かにそうかもしれないと思うかもしれませんが、当の本人たちは、試合することに必死で、ネガティブな感情になっているときに、自分がネガティブになっているなんてことは気付かないと思うので、あらかじめ、感情に左右されやすい年齢だという事は伝えておくべきだと思いました。

 

 

青年期の難しさ

子供と成人の間にある青年期という期間を設けている国は、多いみたいで、日本も青年期の間を中学生という形で教育している形になります。

大村はま先生の言葉で

「小学校は子供の学校。高校生は大人の学校。中学校は、子供が大人になるための準備をする学校です。中学生はとても難しい年頃です。もし、この時期が簡単なら、中学校はいらないわけです。小学校が7歳~15歳まででいいわけです。わざわざ中学校という準備期間を設けているのは、この年頃が難しいからです」

というような言葉がとても印象深く、忘れられないですが、ここでも青年期という重要性を語っていたので面白いと思いました。

有り余るエネルギーをコントロールすることが難しい年齢で、現代では、青年期から成人期になるまでの期間が長くなっており、経済的に親に依存する期間が長くなっているみたいです。

このエネルギーを抑えつければ、爆発してしまうので、自分で抑制することが出来る方法を伝えていくことが大切だと思いました。